「筋トレが最強のソリューションである」 testosterone
こんにちは。くま吉くんです。
今回も自分の読書記録をかねておすすめ書籍を紹介しようと思います。
今回紹介するのはtestosteroneさん著作の「筋トレが最強のソリューションである」です。
本の内容紹介
この本は私のマッチョな弟から借りました。
弟は高校生の時から筋トレを続けていて、今はゴリゴリのマッチョになっています。
栄養や睡眠なんかもよく考えていて、日々筋肉のために過ごしているといっても過言ではないです。(笑)
この本は、著者であるtestosteroneさんが自分の経験をもとに、人生におけるあらゆる悩みを解決する方法を伝授してくれる本です。
やせない、仕事で悩んでいる、人間関係で悩んでいる、モテない、鬱気味、などなどの人生におけるつらい悩み・・・・
実は本書籍では、あらゆる悩みについて全て同じ解決法に至っています。
それは・・・筋トレ
笑っちゃうでしょ。でも、著者は大まじめで筋トレの驚くべき効能を語ってくれます。
その理屈を読んでいると不思議と「あー確かに」とか「なるほどー筋トレか!」とか思ってしまいます。さすが筋トレ系自己啓発書です。
実際に著者自身も肥満児で自信が持てなかった過去を筋トレによって激変させた経験を持っており、説得力があります。
だまされたと思って一度試してみる価値はあると思います。
さあ、ダンベルとプロテインを用意して、筋トレを始めましょう。
名言
この本には、筋トレ系の名言が多数書かれています。
思わず爆笑してしまうような、つっこんでしまうものもありますが、
人生のヒントになるものもたくさんあります。
私の心に残った名言をいくつか紹介します。
【名言】
”とりあえず、筋トレしてみるヤツが勝つ”
”自傷行為に走るなら筋繊維にしろ”
”筋トレをしても残っている悩み事は真の悩み事だ”
”鉄アレイは裏切らない”
”価値のあるものは簡単には手に入らない”
”限界の少し上を日々突破していく”
”心だって筋肉と同じで傷つけないと強くならない”
”今必死に上げている重量もいつかは準備運動になる”
”「死にてえ」って思ったら3か月だけ筋トレをしよう”
”人生の99%の悩みは、筋トレとプロテインで解決する”
私が実際に筋トレを始めてみて
この本を読んでから私も”筋トレ教”の信者になってしまいました。
実際に筋トレを始めてみたところ、著者の言っていることはまんざら嘘ではないんだなということがわかりました。
ブルーだった気持ちが、筋トレをすると疲れてどうでもよくなったり、よくわからない高揚感や全能感を得られたりと筋トレの持つメンタルケアの効果を実感できています。
今後も私は筋トレを続けようと思います。この本に出会って本当によかったとも思います。(笑)
みなさんもだまされたと思って一度筋トレをやってみてください。きっと新たな世界が開けると思います。
2学期始業式~再スタート~
こんにちは。くま吉くんです。
自分の自治体では9月1日が2学期の始業式でした。
今回は2学期の初日で大切にしていることや具体的な過ごし方を書いていこうと思います。
安心感を与える
夏休み明け初日の子どもたちの心は、「よし頑張るぞー」という思いと「まだ夏休みが続いたらいいのに・・・」といった思いが渦巻いていることでしょう。
でも、どちらかと言えば後ろ向きな気持ちが強いのではないでしょうか。
私も2学期の初日は何となく夏休みが終わってしまった残念な気持ちが大部分を占めています。
自殺の件数が9月1日が一番多いのもこの憂鬱な気持ちからだと考えられています。
そんな日に私が心がけているのは、「久しぶりの学校楽しかったー」「友だちと久しぶりに会えてうれしかったー」と子どもたちが感じて家に帰れるようにすることです。
つまり安心感を感じてちょっとでも2学期への励みになるような時間を作ることを意識しています。
具体的な時間の使い方については後で書きますが、
プッと笑えたり、友だちと関わりあえるようなゲームをしたりといった”しかけ”をたくさん用意しておきます。
「久しぶりの学校楽しかったー」という気持ちが2学期の活力につながります。まずは楽しく。それが一番だと考えています。
学級の規律のふり返り、立て直し
1学期の最初の3日間が「黄金の三日間」と呼ばれるのに対して、2学期のスタートは「銀の時間」と呼ばれています。
それは、長い夏休み明けの最初にもう一度学級のルールなどを徹底させる絶好のチャンスだからです。
1学期にできていたことも夏休みですっかり忘れてしまっていることも多いです。また、1学期に徹底しきれなかったルールもあると思います。
「今がチャンス!」と考えて、もう一度1学期の最初のように丁寧に根気強く指導していきましょう。
教師が方向性・大切にすることを示し、粘り強く言い続けることが重要です。
初日の具体的な流れ
ほんの一例ですが、うちのクラスの始業式の過ごし方を紹介します。うちの自治体では、始業式は3時間授業で給食を食べずに下校します。
朝
黒板に「先生の夏休み」コーナーを作っておきます。夏休みに撮った写真などを張り出します。意外と好評です。
あと、この日話をする内容を箇条書きで簡単に書いておきます。(2学期にがんばることなど)こうすることで一方的に教師が語るより子どもたちの心に残りやすい印象です。
1時間目
・始業式
今年はリモート始業式だったので教室で大型テレビで始業式を行います。
校長先生のお話を後でフォローします。
2時間目
・学活
新学期は回収するもの、配布するものがたくさん。
できるだけ効率的にすばやく終わらせます。
まず回収が先。配布を先にしてしまうと片づけが苦手な子なんかは出すものとしまうものがごっちゃになってしまいます。
回収・・・宿題、ぞうきん、通知簿
配布・・・お手紙、教科書、ドリル類
お手紙は大量であれば子どもたちに手伝ってもらったり、一人ずつセルフサービスで取りに来させます。
教科書やドリル類はその場で名前を書かせます。
3時間目
・学活
3年くらい前までは初日に学級のリーダーを決める時間を取っていたのですが、ここ数年は2日目にしています。
初日に「明日はリーダーを決めるからね。」と宣言しておくことで、一日よく考える時間を子どもたちに与えるためです。
また、その際、2学期はどんどん挑戦していってほしいので「勇気の話」をします。
*「勇気の話」の詳細は下の書籍を読んでみてください。おすすめです。
3時間目にしたことは3つです。
・「先生の夏休み」のスライドを見せる
リアルな夏休みじゃなくて、笑う場面をたくさん入れたものにしています。
・2学期に頑張ってほしいことの話をする
今年は3つ提示しました。
感染症対策を徹底する
メリハリをつける
友だちの輪を広げる
内容は学級の実態に応じて、最大3つくらいがいいと思います。
まっさらな気持ちの初日に話しておくことに意義があります。
・ゲーム
1日の終わりをゲームで締めくくり、友だちと久しぶりに会った緊張をほぐし、学校楽しかったと感じて帰れるよう心がけています。
まとめ
いかがだったでしょうか。先生によってさまざまな過ごし方があると思います。
自分の学級に合った「再スタート」の過ごし方を見つけていきましょう。
仕事も家庭も充実させたい パパのための本
こんにちは、くま吉くんです。
今回は、熊野栄一さんの「仕事も家庭も充実させたい パパのための本」という書籍を自分の読書記録もかねて書いておこうと思います。
この本は、アドラー心理学の視点に基づいて、日本のパパたちが幸せに仕事や家庭生活を送っていくための心構えや具体的な方策について書かれている本です。漫画もついているので読みやすく、ポイントがわかりやすいです。1~2時間くらいですらすらと読める本なので興味がある方はぜひ読んでみてください。
*アドラー心理学については、説明しだすと超大作になってしまうのでここでは省略します。
テーマ
「働き方改革」が進められている昨今、実際は残業時間をカットしただけでやることも仕事の大変さも変わっていません。また、家事に育児に精を出すパパは、家庭でも体力や精神を消耗しています。
本書籍のテーマは仕事でも家庭でも本当の意味での「働き方改革」を行い、私たちの生活を幸せなものにしようというものなのです。
働き方改革=生き方改革=職場でも家庭でも幸せになる改革
自分も周りも勇気づけよう
アドラー心理学で言うと、勇気=困難を克服する活力
自分や他者の勇気を高める(課題克服に向かう活力を授ける)言葉かけや行為を”勇気づけ”
逆に、自分や他者の勇気を失くす(課題に立ち向かう活力を奪ってしまう)言葉かけや行為を”勇気くじき”という。
自分も周りも勇気づけることで、
家庭でも職場でも、無駄な時間を廃して生産性を高め、より「幸せ」な時間を増やすことを目指すことができる。
そのためには、自分のもののとらえ方やコミュニケーションを改善することが重要。
自分も周りも”勇気づけ”る方法
(子育て編)
意識はほめない・叱らない子育て
子どもの精神的な自立を目指す。
(精神的な自立=自分のことを自分の意思で考えて、決めて、行動し、他者と適切な関係を結べること)
↓
子育てとは、子どもの自立を支援すること
〇自ら意思決定をする経験をさせる
・自分から選んで失敗する経験が不可欠
・小さいころから子ども扱いせず、自分で決める機会を与える。
・制限の中で自由を与える。(大きなルールの中で自由に過ごしたかを選ばせる)
〇失敗を恐れない心をはぐくむには親の「承認」が大切
こどもが一番ほしいものは「ほめる」ではない
「ほめる」は相手を思い通りに動かそうとする下心がある。
一番ほしいのは、見てくれている、気にしてくれているという
”安心感”・・・ありのままの自分を親は愛してくれている。信頼してくれている。
→本当にあきらめないこころを手に入れることができる。
子どもは心に親の注目を吸収する「巨大なスポンジ」を抱えている。このスポンジは厄介でとても乾きやすく、すぐにカサカサになる。←勇気をくじかれた状態
もしカサカサになると・・・不適切な注目を得ようとする。
①不適切行動 悪い子になって怒られることで注目を得る。
②反抗 それでも自分を愛してくれるか試す。
③復讐 注目してくれない親の最も嫌がることをする。
④無気力 生きる気力を失い、引きこもる、何もしようとしないなど。
子どもの「巨大なスポンジ」を潤すには、
〇こまめに水をやる
「君のことを気にしているよ」「君を愛しているよ」と態度で示す。
(例)「ありがとう」「うれしいよ」などを言葉に出して伝える。
〇負の注目を子どもにあたえない
怒る・叱るは”負の注目” 子どもの作戦に乗ってしまっている場合もある
・不適切な行動をした時・・・注目しない
(例)「そういう作戦でわざといらいらさせるようなことをしないでくれる?」
「パパはもう反応することをやめたんだ」
・普段の時にたくさんのスキンシップをする
(例)話を聴く 注目していることを意識させる言葉かけをする
(仕事編)
「アドラー的価値観」でみんなが信頼し生産性の高い職場を目指す。
①相互尊敬・・・立場関係なく、一人の対等な人間としてリスペクトし、ありのままを認め合うこと
②相互信頼
③協調精神・・・自己犠牲を伴わない助け合い
④共感 ・・・相手に関心を持ってまずは受け止める
(幸せな組織)
グーグル社の生産性を上げる考え方・・・「心理的安全性」
・社員一人一人が会社で本来の自分をさらけ出すことができること
・それを受け入れることができるチームであること
つまり、信頼されて裁かれることのない安心・安全な環境にいることが、失敗を恐れずに勇気をもって、自分の能力を最大限に発揮できる
・「自分をよく見せる必要がない会社」は組織として強い
・「社員の幸福を追求する会社」は業績が伸びる
・「社員の存在を無条件に信頼する会社」では社員が成長する
(幸せな働き方)
「幸せ」とはつまり・・・
①自己受容・・・ありのままの自分を受け入れる
不完全な自分を受け入れる勇気
②他者信頼・・・ありのままの他者を受け入れる
他人の不完全な部分も受け入れる
③他者貢献・・・自己犠牲ではない貢献
他者に貢献することで自分自身の価値を確認する
この3つがそろうと人は幸せを感じ、精神的な自立ができる
最後に
幸せに生きるための考え方や行動の仕方を様々書いてきましたが、
意識したからといってすぐにできるものではありません。
何度も確認し、毎日毎日繰り返すことで自然と考え方の癖がつき、コミュニケーションが変わってきます。
地道に続けることが大切だなと強く感じました。
「読書する人だけがたどり着ける場所」 斉藤 孝
教養は魅力につながる 教養がある方が人生がおもしろくなる。
こんにちは、くま吉くんです。
今日は子どもにも大人にも大人気、児童向けの本から大人の実用書まで様々な本を世に出している斉藤孝(さいとうたかし)さんの「読書する人だけがたどり着ける場所」を紹介しようと思います。
斎藤さんがこの本で強く主張しているのが、
”読書をすることで教養がつき、それが人間の魅力につながる”ということです。
そして人生は教養がある方が断然おもしろい。
魅力ができて、なおかつ人生がおもしろくなるなんてすばらしい!
また、読書をすることで人間の”深み”も手に入れることができるらしいです。
それも本を読む習慣を持ち始めたところから突如”深い人”になるそうです。
とまあこの本には、読書をすることによって得られる効果がたくさん書いてあります。
日々の読書のモチベーションアップにもつながるし、なによりこの本を読んでから読書をすると
「今自分は人としての魅力を高めているんだ」
「おれは今深い人間になっている」
などと感じることができ、自己肯定感GETできるところが良いなと思います。(笑)
この本の中では、斎藤さんが出会った本で心に残った内容も書いてくれています。
いくつか紹介すると・・・
能の世界の技法で「すべての手の内を明かすのではなく、とっておきのものを秘密にしておくこと。それをここぞの時に出せば観客を魅了することができる。」といったものがある。人生のあらゆる場面で応用できる。
「星の王子様」
狐が教えてくれたこと・・・バラをかけがえのないものにしたのは、費やした時間だ。(大切なものは目に見えない)
ほんの少しだけ紹介しました、他にも優れた本をたくさん紹介してくれています。斎藤さんの読書量とその引き出しには驚かされるばかりです。
最後に、斎藤さんが推奨する本の”読み方”をまとめておきましょう。子どもも大人ももっと本を楽しむことができるはずです。
・好きな文章を3つ選ぶ
・予測しながら読む(名著はだいたい予想を裏切ってくる)
・名言を見つけ、感動する→”マイ名言”は人生の様々な局面で助けになる。
もうすぐ来る秋を”読書の秋”にしてみるのはいかがでしょう。
芥川龍之介 ~人間の本質~
私は芥川龍之介の作品が好きです。
なぜなら、芥川の作品は
人間の本当の内面や感情を綺麗なところから醜いところまで実に忠実に表現しているからです。
社会で生きていく中では、当然100%本音だけで他人と関わっていくことは不可能です。だから私たちは本音と建て前を使い分けます。時には自分の感情に蓋をする。時には感情や思いを本音と全く違った方向に無意識に操作しているのかもしれません。
芥川はそんな社会に生きる人間の外側からは見えない内側の美しさや醜さにスポットをあてているのです。
これが私の思う芥川文学の魅力です。もちろん表現やストーリーも大変すばらしく、心にじんわりと残る話が多数あります。児童文学として読まれている読みやすい作品もあるので、ぜひ一度読んでみてください。
今回は私がおすすめする芥川文学をいくつか紹介します。
(どんな話かを少しだけ紹介します。多少ネタバレになるかもしれないので、気になる人はここから先は読まないほうがいいかもしれません)
- 1.初めての芥川文学 「魔術」 「トロッコ」 「蜘蛛の糸」
- 2.本当の強さ、大切なものとは・・・ 「杜子春」
- 3.臆病とは、勇気とは・・ 「白」
- 4.傍観者の利己主義 「鼻」
- 5.意志の脆さ、人間の弱さ 「羅生門」
- 6.狂気と芸術 「地獄変」
- 7.愛と憎しみ 「偸盗」
- まとめ
1.初めての芥川文学 「魔術」 「トロッコ」 「蜘蛛の糸」
初めて芥川文学を読む人におすすめなのは、この三作品です。なぜかというとこの三つはほのぼのしているからです。
芥川の作品はわりとドロドロとした印象だったり、不気味な感じを受けたりするものが多いけどこの三つは比較的ほのぼのと軽い空気が漂う話です。
「魔術」
欲がある人には使えない魔術を習うため、あらゆる欲を我慢するが・・・
「トロッコ」
子どものどこまでもいけそうな冒険心と、それと裏腹に急に臆病になる心描かれている。
「蜘蛛の糸」
大泥棒のカンダタは小さなくもを助けたことを認められ、お釈迦様に地獄から救ってもらえそうになるが、最後は自分だけが助かろうとして・・・ 自己中心的な考えの末に・・・
2.本当の強さ、大切なものとは・・・ 「杜子春」
杜子春という若者は仙人に助けられ、2度大金持ちになるが寄ってくる人たちは皆お金目当て。むなしい人付き合いに嫌気がさし、仙人になろうとするが、最後は大切なことに気づく・・・
3.臆病とは、勇気とは・・ 「白」
他者のピンチに臆病な心が勝ってしまい助けにいけなかったシロ。次の日、真っ黒な姿になってしまう。主人からも「なんだこの黒い犬は」と追い出され、途方に暮れるシロ。自分の臆病さを反省したシロが勇敢な犬となろうと決心し、数々の人助けを行う。
4.傍観者の利己主義 「鼻」
鼻がとても長く大きい内供、その鼻を見たみんなから笑われていた。内供は鼻を小さくしよう試みる。鼻を湯がいて弟子に踏み踏みさせると、次の日には鼻が小さくなっていた。「これで周りの者に笑われずに済む。」しかし、内供を待っていたのは、鼻が長かったころとはまた違う冷ややかな笑いであった。
〝人間の心には互いに矛盾した二種類の感情がある。〟〝消極的な敵意〟〝傍観者の利己主義〟
5.意志の脆さ、人間の弱さ 「羅生門」
下人は正義感で死人の髪を抜く、老婆を止めようとする。しかし、老婆の言い分を聞いて、「生きるためにする悪はやむを得ない」これも一つの正しさだと考えを変える。下人の行方はだれも知らない。
6.狂気と芸術 「地獄変」
天才的な絵師の良秀は殿様に「地獄を描いてほしい」と頼まれ、「見たものしか描けませぬ。」と返事をする。殿様は良秀に地獄を描かせるため、良秀の娘を車に乗せ、火にかける。それを見た良秀は、呆然と立ち尽くした後、悦びの表情を浮かべて狂気の沙汰で地獄を描く。芸術を極めた人間の狂気がそこにはあった。
7.愛と憎しみ 「偸盗」
盗賊団の頭で大変な美貌と残虐で冷酷な心を併せ持つ沙金と盗賊団に加担する太郎と次郎の兄弟が主な登場人物。太郎は沙金に惚れていたが、次郎も沙金と近づいており、太郎は激しく嫉妬し次郎を憎むようになる・・・
愛、妬み、利己主義・・・人間のあらゆる醜さがつまったドロドロの作品。
まとめ
1~7にいくに従って、ドロドロとした作品となっています。芥川初心者は1から読んでみるのがおすすめです。おもしろいと思ったら徐々に芥川の不気味でディープな世界も楽しんでみるといいと思います。
仁淀ブルー ~龍とそばかすの姫の舞台となった絶景~
こんにちは。くま吉くんです。
今回は先日訪れた、高知県について書こうと思います。
今回の旅の感想を紹介するので訪れる際はぜひ参考にしてください。
1.「龍とそばかすの姫」の舞台
仁淀ブルー「にこ淵」
「仁淀ブルー」の愛称で広く知られるようになった清流、仁淀川。その人気スポットである「にこ淵」では、上の写真のような幻想的な青の世界を見ることができます。
ここを訪れる際は車で行くことをおすすめする。タクシーで行くこともできますけど、高知市から車で約1時間半で費用もかかるし、そこまで道も細くないのでよほど運転に自信がない人以外はまず大丈夫でしょう。
「にこ淵」の周りには無料で駐車できるスペースが至る所にあります。その日はそれほど混んでもいなかったので、できる限り近い場所を見つけて停めることができました
。
「にこ淵」へは階段を使って降りていくことになります。
この階段が70段ほどあって、段差が大きくて結構大変。 女性はヒールではなく、スニーカーの方がベターだと思います。
あと、注意しなければならないのが、季節と時間です。
季節は、8月~1月の間が見頃らしいです。
おすすめの時間帯は、11時~15時。
昼間ならいつでも写真のような景色が見られるわけではなく、陽が真上から「にこ淵」にうまく差し込む時間帯だけ幻想的な青の世界を見ることができます。
安居渓谷
安居渓谷もたくさんの「仁淀ブルー」スポットがあり、おすすめの場所です。
こちらも訪れる際は車がおすすめですが、「にこ淵」よりも細く険しい道を進んでいきます。私は軽四だったためスイスイと行けましたが、大きい車だと対向車が来た時にすれ違うことが難しいかもしれません。そんな道が20分ほど続くので運転に自信のない方はタクシーの方がいいかもしれません。
安居渓谷の中にはいくつかの「仁淀ブルー」スポットがあります。ほぼすべて行ってみましたが、個人的におすすめは「水晶淵」と「砂防ダム」だと思います。
「水晶淵」(写真左)はとにかく景色がすばらしい。完全無欠の仁淀ブルーを見ることができました。
「砂防ダム」は景色のきれいさもさることながら、映画「龍とそばかすの姫」に出てきたスポットです。映画を見た人はその絶景をより深く楽しめるのではないでしょうか。
ただ一つ残念だったのが、サンダルを履いていなかったこと。私が訪れたのは夏だったため、気持ちよさそうに足を川につけている人が大勢いたし、水着で泳いでいる人もいました。次回訪れる際は、サンダルを履いて、できれば水着持参で行こうと思います。
「水晶淵」は一番近い駐車場に車を停めて歩いて2分ほどで着きます。そこからさらに3分ほど上流に向かうと「砂防ダム」に到着です。
↑乙女河原付近で泳いでいた人たち ↑安居渓谷の地図
2.ひろめ市場
「仁淀ブルー」を楽しんだ後は、高知市内に行って夕食🍺。
「ひろめ市場」は高知の特産物や土佐料理を扱っているお店がたくさん入っている市場で、イメージするならフードコートのように何店かのお店で注文した料理や酒をイートインスペースで食べられます。昼間から地元の人も観光客もたくさんの人が酒を飲み、活気にあふれています。まさに〝酒呑みのユートピア〟といったところでしょう。
まず、高知といえばなんと言っても「カツオのたたき」
ひろめ市場の「明神丸(みょうじんまる)」では、実際にカツオを藁焼きしているところを見ることができます。
激しい炎でさっと炙ったカツオのたたきが最高でした。
個人的におすすめは〝塩たたき〟ダイレクトに香ばしさが伝わり、絶品です。
薬味のニンニクスライスと一緒に食べるとさらにおいしいし、ビールとの相性も抜群🍺。苦手でないなら、ぜひ一緒に食べてほしい一品です。
他にもいろいろ食べましたが、おすすめだったのは、
●「どろめ」(いわしの稚魚で関東なら生しらすと言う)
チュルンとしたのどごしが最高。日本酒が合う。
●「ウツボのたたき」
身はあっさりと淡白なので濃い目のたれと薬味と一緒に食べるとうまい。皮はプリプリとコラーゲンたっぷり。ビールが合う。
●「酒盗(しゅとう)」
(主にカツオやマグロの希少な部位を長期にわたり塩蔵熟成させたもの、和製アンチョビ)
くせはあるが、酒呑みにはそれがまたおいしい。私はすごく好き。ガツンと辛口の日本酒が合う。
行くときは車をホテルに置いてから。ぜひ料理と一緒にお酒も楽しんで。
3.居酒屋「葉牡丹」
まだ飲み足りなかったので2軒目。老舗の居酒屋「葉牡丹」へ。
昔はスペースの割に席数が多く、昼間から酒好きが集まる下町の居酒屋といった雰囲気でしたが、コロナ対策で店内を改装し、個室が増え広々とした店内となってリニューアルオープンしていました。
土佐料理や高知の特産物のメニューが豊富でおいしいのでおすすめです。
私は妻のリクエストに応えて「くじらの刺身」を注文しました。くさみの無い上品な赤身が酒によく合う一品でした。
高知はにんにくの名産地でもあり、にんにくの串揚げやにんにくチャーハンも最高!!ビールがまた、ススム、ススム🍻
r.gnavi.co.jp
4.スーパーホテル
スーパーホテルの目玉は、
☆★☆温泉・ウェルカムバー・朝食バイキング☆★☆
温泉は、男女交代制のため入れる時間が決まっているのですが、ゆっくり足をのばしてお風呂につかれるので、旅の疲れがすっきりリセットできました。
いい湯♨の後には、ロビーでウェルカムバーが待っています。
ソフトドリンクのドリンクバー、ウイスキーやレモンサワー、梅酒、杏露酒などの酒がおいてあり、ロックで飲んだり、水割り、炭酸割りで飲んだりして何杯でも楽しめました。
朝食バイキングは、和食・洋食の両方があり、コンパクトではありますが、個人的には十分でした。
何せ、平日に宿泊したこともあり、一人一泊3400円!(駐車場代800円)
部屋の清潔感もあり、大満足😊
5.他に行きたかった場所
私たちは翌日は観光できず、帰路に着きましたが、他にも”香美市立やなせたかし記念館”や2020東京オリンピックの新国立競技場の設計士である隈研吾氏の建築物である”ゆすはら雲の上図書館”なども行ってみたかったと思います。
アンパンマンの作者で有名なやなせたかしさんは、小学5年生の光村図書の国語の教科書に紹介されています。自身のつらい経験をもプラスに変えながら、夢を貫き通したすばらしい生き方をされた人です。一つでも二つでも、自分の生き方に生かしたいそんなやなせさんの記念館にぜひ行ってみたかったです。
雲の上図書館は、建物を見ることでも見ごたえがありそうです。本の種類も多いようで、1日楽しめそうなところです。また、梼原町には、隈研吾氏の建築が図書館の他にも、いろいろとあるようで、見どころ満載🤩
まとめ
いかがでしたか。
私も妻も以前から見たかった絶景を見ることができたし、おいしい料理や大好きなお酒を心ゆくまで堪能できる大満足の旅でした。
おいしい料理(特に魚料理)を楽しみたい人、絶景に心を癒されたい人、お酒が好きな人、「龍とそばかすの姫」を観た人、つらいことをパーッと忘れたい人、 などにとっては高知はとてもとてもおすすめの場所です。
機会があったらぜひ行ってみてください!!